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龍福 廣; 佐々木 健; 渡部 力
Atomic Collision Research in Japan, Progress Report, p.38 - 40, 1979/00
水素原子と部分的にストリップされた重イオンとの低エネルギー衝突における電荷移動断面積の実験値を解析するために、入射粒子を一定の有効電荷をもった裸の核に置き代えたモデルを用いて、UDWA計算を行った。計算結果は、10keV/amuの低エネルギー領域において、有効電荷に対する断面積の強い振動依存性があることを示した。この振動性は非断熱ポテンシャル曲線の交差によることが分った。
龍福 廣; 渡部 力
Atomic Collision Research in Japan, Progress Report, p.41 - 45, 1979/00
水素原子にLi,Be,B,C,O,Ne,SiおよびCaイオンが衝突した場合の電荷移動断面積をUDWA(Unitarized distorted wave approximation)法で計算した。その結果を用いて、イオン電荷に対する断面積のスケーリング則=Z,=Zを導いた。ただし、,は断面積およびエネルギーで、,はスケーリングされた断面積およびエネルギーである。実験値との比較結果、100keV/amu以下のエネルギー範囲では妥当な方法であり、100keV/amu以上では多少過大評価となる方法であることが分った。
龍福 廣; 渡部 力
Atomic Collision Research in Japan, Progress Report, p.46 - 48, 1979/00
最近の実験装置の発展に伴って、電荷移動過程における捕獲電子の終状態の分布が測定されるようになった。われわれは、このような情況に応じて部分電荷移動断面積の計算を行ない、実験と比較するために結果の整理を行なった。